食品業界の総合的なデータを統括し分析。また、メーカー・関連会社へ向けたマーケティング情報をお送りしています。

総合食品2020年7月号

総合食品 2020年7月号

【食品流通最前線・特別編】
徹底特集 ドラッグストア(DgS)
食品売上2兆円超え!!
どこまで進む縮小市場でのシェア拡大

ドラッグストアの食品市場侵食が進んでいる。2019年度の食品販売額は対前年度比8%増、2兆円規模にまで拡大した。この傾向はさらに続くと見られ、食品の製配販に与えるインパクトはさらに強まる。ドラッグストアでの食品販売拡大の背景、注目企業が目指すもの、そして食品小売業界への影響などを探った。

●マーケット縮小する小売業で、激しく進む「他分野への侵食」
 成長業態DgSにとって食品は手つかずの新市場、扱うメリットは大きい
●コスモス薬品
 食品満載型・郊外型メガドラッグで躍進、2025年1兆円目指す
 いよいよ首都圏に本格進出
 食品売上3438億円は食品スーパーランキング8位に相当
●Genky DrugStores
 「食品スーパーに匹敵する生鮮の鮮度・品質」を競争力に1万店目指す
 TCとRPDC2つの加工センターで競争力強化
●中部薬品
 食品強化型店舗を大量出店、都市部進出も意欲
 新開発の都市型フォーマットではイートインにも注力
●進む業態内の寡占化、大手同士のM&Aも活発化
 増えるDgSと食品スーパーの連携
 イノベーションに消極的な小売りは取り残される

【日本アクセス 2020年経営計画・事業戦略】
売上高2兆2000億円、経常利益220億円目指す
「稼ぐ・削る・防ぐ」+「次世代化」を
キーワードに重点方針策定
●2019年振り返り
 2020年3月期は大幅増益決算、「乾物乾麺・他加工食品」が大きく伸長
●2020年経営計画・事業戦略
 6つの重点方針でポストコロナに対応
①フルライン戦略
 伸長著しいドライ強化
②商品開発と販売の強化
 フローズンのミールキット「ストックキッチン」が売上拡大
③次々世代ビジネスへの取り組み強化
 BtoBtoC(ラストワンマイル)推進で
 オンラインtoオフラインのビジネスモデル構築
④生鮮・デリカ・外食・海外事業の拡大
 外食チェーンにポストコロナ対応含む総合提案
⑤ロジスティックス戦略の実行
 冷凍マザーセンター構想実現
⑥働き方・サスティナブル経営推進
 「削る」・「防ぐ」の低重心経営を実践

【クローズアップ】
マルコメ
「液みそ」シリーズ累計5000万本突破
併せて液みそに関する調査実施
●生みそと固形の生みその併用率は約9割
●液みそユーザーの4割弱は複数のフレーバーを使い分け
●4人に1人が液みその購入経験あり
●20・30代男性が多い液みそユーザー

【食用油原料事情】
世界の油脂原料・油脂相場は反騰の動き
●大豆は世界的に豊作予想だが相場は中国の輸入量がポイントに
●マレーシアのパーム油は労働者不足顕在で生産量25%消失懸念
●オリーブオイルは供給安定、産地に天変地異なければ相場も低位安定
●ごま輸入価格は落ち着いてきたものの依然前年を上回る水準で推移

「総合食品」

定価 1,650円(本体 1,500円+送料100円)/1冊
年間購読 19,800円(送料込)

購入 申し込み


目次

バックナンバー